インプラント治療

インプラントとは

虫歯や歯周病、事故などで歯を喪失すると、二度と生えてくることはありません。その為、今まででは入れ歯やブリッジなどを使う治療が一般的でした。
約20年前、入れ歯やブリッジの弱点を克服した「インプラント」という治療法が日本にも上陸しました。天然歯と同じような感覚で物が咬めるという快適さから、急速に進歩した治療法です。
治療法は、歯槽骨と呼ばれるあごの骨にチタン製のインプラントを埋め込んで人工的に歯根を作り、その上にセラミックなどで出来た人工歯をかぶせて歯本来の機能を復活させます。
インプラントは、入れ歯と比べて歴史の浅い治療法ですが、コンピューターを駆使したレントゲン解析技術の発展に伴って、安全で確実な治療方法として多くの治療成果を上げています。
当院のインプラント治療は、お口全体の予防型総合歯科医療における修復治療の選択肢の一つとして提供いたします。デンタルドックを受診頂くことで、治療計画・治療にかかる費用・スケジュールなどが明確になります。

インプラントと従来の治療法の違い

失った歯を再現する治療法には3つの方法があります。
それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分に合った治療法を選択することができます。

 メリットデメリット
インプラント
  • 天然歯と変らない自然な見た目
  • 歯を削る、金具を装着するといった治療がない
  • 歯の本数に関係なく治療ができる
  • 治療完了までの時間がかかる
  • 天然歯以上に丁寧なケアが必須
  • 体調や骨の状況で施術できない場合がある
部分入れ歯
  • 歯を削る必要がない
  • 治療が比較的容易
  • 取り外し可能で、清掃しやすい
  • 金具をかけるので、他の歯に負担がかかる
  • かたい食べ物などは食べにくく、味がわかりにくい
  • 異物感・装着の違和感がある
  • 口臭の原因となることがある
  • 金属のバネが見えることがある
ブリッジ
  • 天然歯と変らない見た目
  • 自分の歯と変らない機能
  • 治療箇所の前後の歯を削る必要がある
  • 前後の歯に負担がかかる
  • 最低でも3本1セットが必要になる
  • 歯の本数によって、治療できないことがある

インプラントの治療手順

当院のインプラント治療は、2つの工程に分けて第一次オペ、少し期間をおいてから第二次オペを行います。

第一次オペ

1.局所麻酔をした上で、あごの骨にインプラントを埋め込む穴をあけます。
2.骨の形に合ったインプラントを埋め込みます。
3.歯ぐきを閉じて、一定期間寝かせ安定させます。
4.インプラントと骨がしっかり結合するまで待ちます。(上あご4~5ヶ月、下あご3~4ヶ月)
  ※歯の無い部分は、一時的に入れ歯などで補います。

第二次オペ

5.少量の麻酔をして、上部を少しだけ開きます。
6.インプラント上部と金属の土台を結合して、かぶせものの型をとります。
7.かぶせものを装着し、咬み合わせを再現します。

インプラント治療後のアフターケア

インプラントは骨に直接埋め込まれているため、毎日のお手入れをしっかり行う必要があります。
自分の歯と同じようなお手入れで十分ですが、細かい部分のケアには専用の歯間ブラシを使うなど、工夫しましょう。
当院では、3~6ヶ月ごとに定期検診を行い、お口全体の咬み合わせチェックとセルフケアのチェック、歯科衛生士による定期クリーニングを実施しています。

インプラントに関する費用(1本あたり)

インプラント埋め込み(土台含む) 252,000円
土台作成(イレギュラー) 26,250円~
仮歯作成 63,000円~
冠の作成 110,250円~
口腔内検査医(デンタルドック) 42,000円
プラークコントロール(1回60分) 25,200円
かみ合わせ調整 75,600円~
CTレントゲン撮影 12,600円~
術後検査 25,200円

※価格は税抜です。